こんにちは、メグミです。
自分で英会話の勉強しているものの、なかなか話せない・・。
とはいえ、英会話スクールはお金がかかるので尻込みしてしまう・・。
という方、多いのではないのでしょうか?
せっかく勉強している英語というコミュニケーションツール、
しかしやはり「実際に使う」ことをしないと、「英語を話せる」には至らないのが事実です。
そこで今回は、「実際に使う」ことができる手軽な場所「英会話カフェ」の活用方法をお伝えします。
初心者の方でもきちんと利用できるように、成功談・失敗談を含めてご紹介致します。
目次
そもそも英会話カフェって?

では、その「英会話カフェ」とは一体どんなところなんでしょうか?
レッスン(会話)形態
基本的にはスクールではないので、先生が生徒に英語を教える場とはすこし違います。
お茶やコーヒーを飲みながら、カフェにいる外国人と自由におしゃべりをするという形態です。
なのでテキストなどもありません。本当に「フリートーク」です。
お店の混み具合によって話せる人数も様々ですが、
例えばお店が閑散している時だと外国人と1対1で会話できたり
お店が混み合っている時だと1対4〜6での会話になったりします。
1対1がいいのか、あるいは1対複数の方が話しやすいのか、そこを考慮した上でカフェに行く時間を決めるといいですね。
どんな出身国の外国人?
出身国も様々です。
アメリカ・カナダ・オーストラリア・ニュージランド・イギリスといったネイティブスピーカーのみのところもあれば、
非英語圏出身の方がいるカフェもあります。
初心者の方であれば、「ネイティブ」・「非ネイティブ」にこだわらず、まずは「英語を相手に話してみる」にフォーカスして参加することをオススメします。
(個人的には心理的要素から「非ネイティブ」の方を勧めます。詳しくは「白人コンプレックス」と「英会話スタート!やってはいけない・やるべきこと4か条」をご参考に)
時間・料金
時間や料金もその英会話カフェにより様々ですが、
通常「1時間1500円」が一般的です。
延長なら追加料金を支払う。といった形態が多いです。
飲み物もほとんどの場合この料金に含まれています。
コーヒーや紅茶、ソフトドリンクなど、簡単な飲み物の場合が多いです。
(場所によっては入場料のみで、制限時間を設けていないところもあります。)
また、英会話スクールと異なり入会金もありません。
通常スクールに通うとなると、この入会金だけで何万円も払わなければならなかったりしますから、これは、非常に助かります。
英会話カフェの魅力

ここでは「英会話カフェの魅力」をお伝えします。
好きな時に好きなだけ
英会話カフェといっても、ビジネスビルの部屋のひとつを借りて毎日のように営業していることが一般的です。
なので時間や日時は気にせずに、思い立ったら行って、好きなだけいて帰る事ができるのが最大の魅力です。
営業時間や店休日は要確認ですが、お昼過ぎから夜まで営業している場合が多いです。
テーマが自由
会話の内容は特に決まっておらず、テーブルにいる人たちで自由にテーマを決めます。
旅行の話や、趣味の話、ビジネスに関することまで様々です。
気負って考えず、お友達や同僚と普段何気なく会話しているような内容、と考えておけば問題ありません。
逆に「テーマが自由だったら何を話していいか分かんない・・」と心配する必要もありません。
外国人の方がうまくリードしてくれますので、安心して「話そう」としてください。
英会話カフェでの成功談

初心者の方でも、この英会話カフェをしっかり活用するために「成功談・成功する秘訣」をご紹介します。
自己紹介はしっかり考えていく!
初めての場合、まずは挨拶、そして自己紹介から始まります。
初心者といえども、「自己紹介」だけは必須です。
いつでも自己紹介できる準備を
先に書いた通り、会話の内容は本当に自由です。
この「自己紹介」をきっかけに会話が始まることもあります。
なので「自己紹介」だけは「いつでも話せる準備」をしておきましょう。
また、初対面の人の出入りが頻繁な英会話カフェでは、初めの印象を良くしておけば、周りのレベルが高くなっても、気を使ってくれて話を振ってくれたりする可能性もあがります。
<必要最低限な自己紹介>
●名前
●仕事(学生なら学部など)
●趣味
●なぜ英語を学んでいるのか
以上の4つをサラッと言えるようにしていくと、その後の流れがスムーズでした。
「自己紹介+一言」で会話につなげる
また自己紹介時に、最近はまっていることなど、話のネタになりそうな一言を付け足すと、話の流れを一気に掴め、沢山会話が出来ました。
例えば以下のような言葉を加えます。
I can`t wait for the next season.
最近は、アメリカのドラマ、「ウォーキングデッド」にはまってます。
次のシーズンが待ちきれません。
など簡単な一言プラス文章を作っておくと、第一印象が良くなります。
そしてそれについて話をする可能性が非常に高くなるので、安心してリスニングできます。
つまり、会話を自分の流れに持っていくことができるのです。
「どんな話題を話しているのかわからず緊張してしまう!」初心者の方には特におすすめです。
わからない事は聞くのが成功の秘訣
会話している中で、わからない単語や表現があれば遠慮なく聞くのが、英会話カフェ活用の成功に大きく繋がります。
聞くと、使える英語が多くなる
経験上、他の人(日本人)がいると、
「こんな単語わからないの自分だけかな・・」
と思って遠慮して分かったふりをすることもあったのですが、
実際には、聞いて→教えてもらう、という過程にそこまで時間はかかりません。
「遠慮することはない。質問しよう!」と自分を納得させて聞くようにしました。
するとやはり理解度が高まります。「使える英語が多く」なりました。
英語を英語で教えてもらう価値
また「英語を英語で教えてもらう」という環境は、もしその単語を知っている日本人にも、とても勉強になるのです。
例えばこんな感じで聞いてみます。
Excuse me…(手を挙げるなどする).
What does ○○mean?
すいません、○○ってどんな意味ですか?
こんな簡単な一言で大丈夫です!
あなたのこの質問で、周りの日本人すべての学びにもなっているのです。
そして何より「英語を英語で解釈する」ことは、「脳の英語回路」を作りますので非常に効果的な質問となります。
もし、相手の言っていることが聞き取れない場合は、語尾を上げて、”Sorry?”と聞けば大丈夫。
わかりやすく伝えてくれます。
中学英語で会話に参加する
英語で話すことに慣れていない私たちは、どうしても会話に受け身になりがちです。
もしそこに、自分より英語が得意な人がきたり、おしゃべりな人がきたりすると、会話に入れず、ただ相槌を打って一時間終わってしまったりします。
英会話スクールだと、授業料を払っている分、先生が平等に質問を振ってくれたりしますが、英会話カフェはスクールではないので、話す機会を自分で作っていかなくてはいけません。
初めは緊張しましたが、一度会話に参加しようと入っていけば、その緊張はなくなりました。
その際、中学英語が非常に役に立ちます。
●「I think it`s ~”」(それは~だと思います。)
●「I think so.」(私もそう思います。)
などの中学英語フレーズは、会話に入っていくのにとても便利でした!
英会話カフェでの失敗談

それでは次は逆に、英会話カフェでの失敗談を見ていきます。
周りが上級者の人ばかりでついて行けなかった…
カフェによっては、レベル分けされている所も稀にあるようなのですが、先ほども書いた通りスクールではないので、レベルに関係なくテーブルに案内されてしまうこともあります。
こうした場合、常連の参加者や、英会話上級者が会話をリードしてしまい、場合によっては一言も言葉を発せられずに終わってしまった、という事もありました。
こうした経験があると、トラウマのようになってしまって行くのが怖くなったりするので深刻です。
こんな時は成功談でもお伝えした通り、遠慮せずに質問したり、会話に入っていったりすることが一番の解決策ではあります。
ただ、なかなか恐怖が拭えない時期は、「平日の昼間」に行くことをおすすめします。
「1対1」や「1対少数」で話せる頻度が高いからです。
通常、週末や平日の夜が参加者が多いです。多いと初心者は全く話せません。
平日の昼間はあまりお客さんがいません。
そこを狙って「英語を話す『練習』に来てるんだ」という意識で参加してください。
予習の大事さを認識していなかった…
語学学習に大事なのは、「インプット」と「アウトプット」です。
英会話カフェなどで会話することは「アウトプット」になります。
このアウトプット、インプットがないと成立しません。
この大事さを認識していなかったばかりに、何もせずにとりあえずカフェに行ってしまうと、話のネタもなく、時間の無駄になってしまったりしました。
「今日は機会があればこんな話をしたいな」というトピックを考えておいて、それに関連する単語を調べておくのです。
予習(下準備)をしておくと、英会話カフェをアウトプットの場として最大限活用できるようになりました。
「アウトプット」という「練習試合」に来ているのです。
練習試合は、多ければ多いほど上達が早いのは明らかです。
練習試合を有意義なものにするためにも、「個人練習」は必要です。
自分の英語のできなさに落ち込んでしまう…
ネイティブの言っていることがわからなかったり、上級者の方の英語力に圧倒されてしまったりして、自分の英語のできなさに落ち込んでしまうことがありました。
スクールだったら、似たようなレベルの人たちと同じクラスを受講して、先生も皆に質問や話題を振っていくのでしょうが、英会話カフェはまさに「自分次第」。
フリーの怖ささえあります。
ここについての対処法は「目標」です。
「3か月後にはネイティブの言っていることが70%は理解できるようになる!」
「常連のあの人と互角に会話できるようになる!」
などと自分の目標を決めて、予習に励むのです。
着目すべきは、「今自分は英語上達の過程にいる」と意識することです。
英語が話せる誰もが「過程」を経ているのです。
あなたは今がその「過程」にいるだけのこと。
過程無くして「英語ペラペラの状態」は存在しません。
目標を立て、堂々と胸を張って「英語上達の過程」を通りましょう。
まとめ
いかがでしたか?
スクールより気軽に利用でき、英語を実際に話せる環境の「英会話カフェ」。
初心者の方も上級者も、大いに英語学習効果が見込まれます。
ぜひ、この英会話カフェの成功談・失敗談を参考に、「英語のアウトプットの場・練習試合の場」として活用してください。
英会話カフェはいろんな気づきをさせてくれます。
はじめまして。野原めぐみと申します。英会話講師をやっております。長年指導させていただいている経験から、
「中学英文法」を体感的にまで理解できることが、英会話上達の最短距離!
だと実感しています。
非母国語圏の人間だからこそ分かる、「肝」をズバリ提供できればと思っております。
どうぞよろしくお願いいたします。
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