【英検準1級面接】合格する単純なコツと勉強法&セリフ表

・準1級面接の勉強してなかったー!

・どんな問題が出るかササッと知りたい!

・ズバリ準1級合格するコツは?

英検準1級を受験予定の方は、すでに英検の他の級で面接試験を数度受験した経験があるかもしれませんが、

「面接試験」というだけで不安になりますね。

今回は英検準1級面接にあたり、その不安を解消すべく面接本番の大きな流れを把握し、

盲点とも言える「コツ」を掴み、トレーニングできるまでの勉強法を解説いたします。

 

コツ1:準1級面接の流れを掴む

まずは準1級面接がどのような質問で始まり、どのような形式なのか、

「大きな流れ」から「細かい流れ」までを見ていきます。

 

面接質問の大きな流れ

参考資料:公益財団法人 日本英語検定協会 準1級の試験内容

英検準1級二次試験の大まかな質問の流れは上記の表の通りです。

①自由会話

入出後、面接官から

・受験者名
・受験する級の確認

を含めた簡単な質問をされるので、それに解答します。

(*問題数には入りません。まずは口ならし程度の質問だと捉えてよいです。)

②ナレーション

面接委員から指示文と4コマのイラストが印刷された「問題カード」が手渡されます。

指示文を「黙読」し、ナレーションの内容を考えるよう指示さる。考える時間は1分間。

その後、まず「1問」質問されます。イラストの展開を説明する形で答えます。

③受験者自身の意見を問う

これより4問は「自身の意見」を求められます。

上記表の流れの通り、面接官の質問に1つ1つ答えていきます。

 

出題ジャンル

以下、主な「場面設定」や「題材」です。

出題されるのは「社会性のある話題」が多いようです。

参考資料:公益財団法人 日本英語検定協会 準1級の試験内容

配点点数

英検準1級二次試験は「38点満点」です。

配点の詳細は以下のようになっています。

<38点の内訳>

・ナレーション :15点

・質問1~4  :20点(5点×4)

・態度        :3点

 *尚、英検準1級の二次試験の「合格点は22点」です。

二次試験の合格点は変動しません。

面接時間

面接時間は「約8分」です。

 

 

コツ2:準1級の質問パターンを掴む

参考資料:公益財団法人 日本英語検定協会 準1級の試験内容

上のサンプル問題を例にパターンを掴んでいきます。 

本番で具体的にどのようなことを聞かれるのでしょう。

「質疑応答セリフ集」と実際の一連の「形式パターン」をまとめました。

準1級面接一部始終のセリフ表

英検面接はパターン化していますので、この表が頭に入っているかいないかは、

本番のパフォーマンスに大きく影響します。

ぜひ細部まで把握し、面接をリアルに想像できるように準備しましょう。

 

面接質問・形式パターン

面接時の質問とそのパターンを具体的に見ていきます。

・ナレーション

点数に関わるまず最初の質問場面が、表8の「ナレーション」の場面です。

【面接官】「では、ナレーションを始めてください。2分間です。」

<あなた>:上記の4コマのストーリを2分間で話します。

話が終わっていなくても、2分経過したところで面接官から終了を言い渡されます。

概要をわかりやすくまとめる力が問われます。

・質問1

次に、内容の中身に入っていきます。表9の場面です。

例えばこのような質問がなされます。 

【面接官】「絵を見てください。もしあなたがこの女性だったら、どのように思いますか?」

<あなた>:イラストに関連した質問について、自身の意見を述べます。

3~4文で自分の意見をしっかりと述べましょう。

(⚠質問2に移るまえに、イラストが描かれた問題カードを裏返すように言われます。)

・質問2

ここから質問が続きます。表11の場面です。

【面接官】「子供たちに喫煙の危険性をもっと教えるべきですか?」

<あなた>3~4文で自分の意見を明確に述べます。

自身の意見・なぜそう考えるのかの理由を簡潔・明確に述べます。

・質問3

同じく表11です。

【面接官】「将来、日本の犯罪率が上昇すると思いますか?」

<あなた>3~4文で自分の意見を明確に述べます。

自身の意見・なぜそう考えるのかの理由を簡潔・明確に述べます。

・質問4

同じく表11です。

【面接官】「一般の人々の意見(世論)が、政府の決定に影響を与えると思いますか?」

<あなた>3~4文で自分の意見を明確に述べます。

自身の意見・なぜそう考えるのかの理由を簡潔・明確に述べます。

このように題材は違えど、大まかにパターン化していますので、先に流れを掴むことは大切です。 

 

  

コツ3:準1級面接に合格できる答え方

シンプルですが、いざ本番になると忘れてしまいがちな「準1級面接答え方のコツ」をお伝えします。

緊張しても、無意識でも答えられるよう、以下2点のコツを体に定着できるまでトレーニングしてください。

答え方①:ひたすら『明確』に

英検準1級面接では、自分の意見を話す場面がそれまでの級より多いです。

その際に心がけて欲しいのが、とにかく「明確に」話すことです。

私達の母語「日本語」でさえ、分かりづらく話す人がいます。

「この人結局何が言いたいの・・??」

日頃から話が長い人、簡潔に話せない人は要注意です。

英語話者は特に「白・黒の明確さ」を求めます。

日常でもよく英語圏の人たちに

「日本人の話は前置きが多すぎるし、どこが重要なのかポイントが明確でない」

と言われることが多々あります。

「表現の豊かさ・専門語彙の豊富さ」は二の次です。

「準1級面接」と言っても、「伝わる英語」で答えないと点はもらえません。

もっというと「中学英語レベル」でも、「的(マト)を得た」答えを返せば合格です。

「面接まで時間がない!」という人は特にこの点を意識してください。

間違っても本番で

「そんなことを質問しているんじゃないんだけど・・」

と思われるようなくだくだしい応答はやめましょう。

 

 

答え方②:『自分の意見・考え』を言語化できているか?

英検のような面接試験の際に顕著なのが

「自分の意見を言えない人が多い」ことです。

自分の意見がないんじゃなくて、「言葉にできない」のです。

やはりこれも日本語にも通じることですが、

自分の意見はそれなりにあるんです。準1級を受けようとしているくらいだから、考えているはず。

ただ「言語化」できない人・「言語化」が苦手な人があまりにも多い。

相当な単語力持っていても、意見だって持っていても、

その素材を使って「言語化して伝える=口に出す」ことができていないのです。

解決方法:『単純な短文から』徹底的に瞬発力トレーニング

地味ですが、自分の意見を「瞬時に」述べるトレーニングが必要です。

まずは超単純な短い文でいいです。

とにかく「瞬発力」優先で言語化、口に出していくのです。

口が言い慣れてきたら、徐々に文を長くしていく、表現の幅を持たせていく・・という感覚です。

瞬発力=反復練習です。

(私は、英語はある意味スポーツだと思っています)

地味ですが、反復練習続けましょう。

もちろん「話す相手」がいると一番効果的ですが、

一人でもリアルに面接官を想定して練習することは可能ですし重要です。

ぜひ本番まで「瞬発力優先」の発話トレーニング行いましょう。

 

 

おすすめ!やっぱりやっておきたい、旺文社の面接問題集

やっぱり旺文社の面接問題集いいです。

この準1級面接に関しては少し「古い感」が否めないのですが、
そこを差し引いても「本番につながる練習のしやすさ」は群を抜いています。

付随の「面接DVD」で「面接本番スイッチ」が入りますし、

1冊で、様々なジャンルの質問に対応できるトレーニングができます。

やはり旺文社(笑)合格に対する信頼性はNo.1です。

 

 

まとめ 

いかがでしたでしょうか。

最後にもう一度まとめると、英検準1級の二次試験を突破するコツは

 ①当日の流れを把握した上、問題集等で想定トレーニングをする。

②話す内容も、使う英語もシンプル・単純でかまわない、と意識する。

③自信を持って自分の意見を話すこと。明確に・積極的(話そうという意欲を見せる)に。

以上です。

おそらく、あなたが想像しているよりも準1級面接は簡単です。大丈夫です。

コツを抑えてやることだけやっておけばOK。

自信を持って本番に臨んでください。

応援しています!

野原めぐみ

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