そうお考えの保護者の声をよく聞くようになりました。
今、「英検」に改めて熱い視線が注がれています。
ご存知の通り「2020年大学入試大改革」です。
2020年を境にセンター試験が大きく変わり、その中でも特に「英語教科」の変化が顕著です。
「民間試験」なるものを活用し、4技能(読む・聞く・話す・書く)をバランスよく評価する
という主旨なのです。
【英語は民間試験活用を基本に】英語は実施形態を含めて大きく変わります。
民間の資格・検定試験を活用して4技能(読む・聞く・話す・書く)を評価するものになります。
現行のセンター試験は「読む」「聞く」の2技能の評価に留まっているとされ、新テストでは4技能を評価する方向で検討されてきました。
しかし、センター試験のような大規模な集団に、同日に一斉に「話す」「書く」に関する試験を実施するのは難しいものがあります。
そこで、すでに4技能評価を行っている民間の資格・検定試験を活用することが提示されました。*参考資料:「こう変わる!大学入試」ー河合塾・Kei-Net
そこで「民間試験」の最たる存在の「英検」が今重要視されているのです。
英検4級のレベルは「中学中級程度」とされていますが、
ポイントを押さえて対策すれば、小学生でも合格することができます!
英語学習に前向きな小学生であれば、
4級のポイントを抑えることで、普通の中学生と同じくらいの結果を出すことが可能です。
今回は「小学生が英検4級に合格する」ためのポイントをご紹介・解説いたします。
(*尚2016年度第1回より4級でもスピーキングテストが導入されていますが、今回はスピーキング以外の一般テストについてを解説します。)
目次
英検4級とは?
まずは、英検4級というテストがどういうものなのか概要から見ていきます。
英検4級概要
4級のレベルと、試験分野内容をお伝えします。
英検4級レベル
英検4級のレベルは「中学中級程度」とされています。
英検5級が「中学初級レベル」ですので、そのワンステップ上の級ということです。
試験内容
試験内容は「一次試験(筆記とリスニング)」と「スピーキングテスト」で構成されています。
只、スピーキングテストは級認定には影響せず、
英検4級の合否は一次試験(筆記とリスニング)で判定されます。
(*スピーキングテスト合格者には「4級スピーキングテスト合格」という資格が別に認定されます。)
配点点数
・リーディング・・・35点
・リスニング・・・・30点
ー合計65点ー
以上が4級の配点点数です。
合格点はリーディング、リスニング「合計で41点」を目標点と設定されています。
リーディング35点の「内訳」
リーディング計35点内訳は以下の通りです。
【大問1】短文空欄補充:10点
短い文章の空欄に入る適切な言葉を選択肢から選ぶ問題です。
例題:Do you ( ) him?
①eat ②sleep ③know ④stand
<答え:③>
【大問2】会話文空欄補充:10点
短い会話文の空欄に入る適切な文章を選択肢から選ぶ問題です。
回答の要領は【大問1】と一緒です。
例題:Would you like something to eat?
( ). I had lunch five minutes ago.
①No thank you.
②I know that.
③It’s very hot.
④I can see.
<答え:①>
【大問3】語句の並び替え:5点
ばらばらに並べられた英語を日本語文の意味に合うように正しく並べ替える問題です。
例題:東京は日本で最も大きい都市です。
④big ⑦ Japan ①Tokyo ③the most ⑤city ②is ⑥in
<答え:①-②-③-④-⑤-⑥-⑦>
【大問4】文章読解:10点
短い文章や広告、e-mailの文章を読んで、
その内容に関しての質問に適切な答えを選択肢から選んで回答します。
Today, Ken woke up at 7:00 A.M. and he had some bread for breakfast.
He came back from school at 15:00 P.M. After that,
he went to ABC park to play baseball with his friends.
例題:Why Ken went to ABC park today?
(ケンはなぜABC parkに行ったのですか)
ー①To have some bread.
ー②To play baseball.
ー③Come back from school.
ー④He was ill. <答え:② 野球をするため>
リスニング30点の内訳
リーディング計35点内訳は以下の通りです。
【大問1】会話文の応答文選択:10点
【大問2】会話の内容選択:10点
【大問3】読み上げられた文章に関する質問:10点
*リスニングの音声は英検のHPで聞くことができます。
試験時間(時間配分)
次に4級の試験時間(時間配分)です。
・リーディング・・・35分
・リスニング・・・・30分
ー合計65分ー
リーディング試験時間:35分
回答目安時間は
【大問2】3分
【大問3】3分
【大問4】16分
ー計30分ー
残りの5分は見直しにあてます。
リスニング試験時間:30分
試験会場で流される音声に沿って回答していくため、1問あたりの目安時間はありません。
英検4級試験本番の流れ
英検4級の試験は通常午前中に実施されます。
朝会場到着後、受付開始から試験終了までの流れを把握しておきます。
8:30分 |
受付開始 |
9:30分 |
集合時間(会場にて着席) |
|
*この時間までに受付を済ませ、トイレ等も済ませます |
|
*9:55分まで保護者も試験会場で子供と一緒にいることができます |
9:40分 |
問題用紙配布、諸注意 |
9:55分 |
保護者退出 |
10:00分 |
リーディング試験開始 |
10:35分 |
リーディング試験終了 |
*リーディング試験とリスニング試験の間の時間は約5分* |
|
10:40分頃 |
リスニング試験開始 |
11:10分頃 |
試験終了 |
まずは試験本番の時間の流れを親子で把握しておくことは安心材料の一つですね。
小学生が英検4級に合格できる3つのポイント
ではここで小学生が英検4級に合格するための3つのポイントを解説いたします。
・合格ポイント1『まず過去問』
過去問を解いてみることはどのような試験でも基本対策の1つです。
英検のHPに過去3回分の問題とリスニング音源があるので、利用するのも一つの手です。
過去問を解くのは、「試験の流れ」「問題形式に慣れておく」のに必須作業です。
特に小学生の場合、まったく初見の形式の試験を受けると、
かなり混乱して実力の半分も出せない子が多いです。
英検4級の試験形式に「早い段階で」慣れさせ、自信持って本番の試験に臨めるようにしましょう。
過去問を解きながら語彙力・リスニング力も増していきますので、
「嫌がらない状況下」で回数をこなすことをお勧めします。
・合格ポイント2『単語力』
英検4級合格に「必要な語彙数は600~700語レベル」とされています。
やはり英検の基本は「単語が分かるか」です。
中高生や大人であれば、文脈からわからない単語の意味を推測することができるかもしれませんが、
小学生の場合「分からない言葉の意味を推測する」のはあまり期待できません。
しかも分からない言葉があった場合、
大人であればそれに固執せずに次に進むことが容易ですが、
子供の場合は「その語」に気をとられすぎて本来の実力を発揮できない状況に陥ります。
リスニング試験のように時間が限られている場合はなおさらです。
小学生は大人とは違いまだまだ試験に慣れていないですから・・。
そこで、4級英検対策用の英単語集を利用し単語を覚えることも必須作業となります。
逆に文法が分からずとも「単語さえ知っていれば答えが見つかる!」というケースが多々あります。
単語を何よりも最重要課題と捉え、単語の定着を図っていきましょう。
・合格ポイント3「リスニング力」
3つめのポイントは「リスニング」です。
合計点数の半分ほどがリスニング試験なので、苦手のままほったらかしておくわけにはいきません。
リスニングができない、ということは30点のうちほとんどを失うということを意味するので、リスニング力なしに合格点をとるのは不可能です。
リスニング力は単語や文法を覚えるのとは異なり、1週間集中して勉強したからといって身につくものではありません。
継続学習を重ねることで力がついてきます。
そしてリスニング力は小さな子供の方が比較的短期間で伸びやすいです。
しばらくリスニング学習を行えば「小学生」であるということがアドバンテージにもなり得ます。
英検4級に超おすすめ参考書は『旺文社英検書』シリーズ

最後に「では実際小学生がどう英検に向けて学習するのか」にお答えします。
英検初心者・小学生には「旺文社英検書シリーズ」が最適です。
・初めての方が見て読んで非常にわかりやすい
・重要ポイントをうまく抑えている
・実践形式で自分の得手・不得手が明確になる
以上の特徴を持ち、おすすめというよりむしろ受験者には必須本です。
旺文社英検書シリーズの中でも以下2冊は特に優れています。
7日間完成 英検4級予想問題ドリル
7日間完成 英検4級予想問題ドリル (旺文社英検書)
英検4級参考書の中で最も支持が熱い予想問題です。
比較的本の厚さが薄いので、小学生も嫌がらず取り組むことができます。
使いやすさ、明確さ、教えやすさが揃っており、
購入者の多くが「小〜中学生の親御さん」です。<(アマゾン購入者レビュー)>
7日間といっても、まずは時間かけてでも「やりきる」ことが大切です。
難しいようでしたら、「2巡、3巡・・」と繰り返し解くことをおすすめします。
『【CD付き】小学生のためのよくわかる英検4級合格ドリル 改訂増補版 (旺文社英検書)
を先に学習されるといいです。
単語が弱点なら『英検4級 でる順パス単』
単語力強化には「英検4級でる順パス単」です。
英検によく出る単語を
・「教科書ではあまり出ないが英検に特徴的な単語」
をわかりやすく覚えさせてくれる単語本です。
サイズ・ページ数的にも使いやすく、子供達が意欲的に学習できる構造になっています。
ダウンロードで音声も手に入ります。
使える!英検アプリ
参考書シリーズではないのですが、
「英検アプリ」の利用は、子供達の学習意欲に役立ちます。
勉強感がなく、「楽しい」の延長線上で習得できるアプリが様々登場しています。
こちらの英検アプリ記事に特徴をまとめていますので、
ぜひ小学生の英検合格に役立ててください。
<まとめ>
いかがでしたでしょうか?
英検4級は、基本の準備さえできていれば、小学生でも合格はそう難しいハードルではありません。
ただ、
ということを頭に置き、
「一緒に取り組む」姿勢を持たれるとうまくいきます。
ぜひとも4級合格し、お子様の自信に繋がることを願っています。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
野原めぐみ
はじめまして。野原めぐみと申します。英会話講師をやっております。長年指導させていただいている経験から、
「中学英文法」を体感的にまで理解できることが、英会話上達の最短距離!
だと実感しています。
非母国語圏の人間だからこそ分かる、「肝」をズバリ提供できればと思っております。
どうぞよろしくお願いいたします。
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