こんにちは。
突然ですが、
英語を勉強されている方は、必ずというほど
“英会話なんて中学英語ができれば十分だよ”というセリフを聞いたことがあると思います。
でも、これほんと!?ってなりますよね
だって実際に中学を卒業した段階で、外国人と英語で会話ができるかと言われたら多くの場合NO!ですもの。
なので今回は、
これについて検証してみたいと思います。
目次
中学英語をマスターすれば英会話はできる!
ずばり言います。
中学英語を“マスター”すれば、たいていの英会話はできます。
もちろん、語彙やイディオムのプラスアルファは必要なこともありますが、
英会話で使われるほとんどの単語や文法の知識は、中学校で学ぶものです。
―ベーシック英語(ベーシック・イングリッシュ)―
「ベーシック英語(ベーシック・エングリッシュ)」とは、イギリスの言語学者によって考案された基礎語850語とその使用ルールです。
少ない単語=基礎語850語で全ての事象を表現することが可能であるとする考え方です。
以下は、基礎語850語のうち、動作に関する単語100語です。
come, get, give, go, keep, let, make, put, seem, take, be, do, have, say, see, send, may, will, about, across, after, against, among, before, between, down, from, in, off, on, over, through, under, up, with, as, for, of, till, than, the, all, any, every, no, other, some, such, that, this, who, and, because, but, or, if, though, while, how, when, where, why, again, ever, far, forward, here, near, now, out, still, then, there, together, well,almost, enough, even, little, much, not, only, quite, so, very, tomorrow, yesterday,north, south, east, west, please, yes.
この単語を見ると、ほとんどの単語が中学校の、それも初期の段階で出会う単語であることがわかります。
中学英単語は日常英会話だ
それだけ中学英語の単語は、日常会話によく出てきて、英会話に必須ということですね!
また、海外ドラマや映画などを見ていても、使われているフレーズは、実はシンプルで、
中学校で学ぶ単語や文法が非常に多いのです。
じゃあなんで私たちは英語をしゃべれないの?
皆さん疑問に思うはずです。
中学英語は一応一通りやって、なんなら高校英語もやったのになんで英語をしゃべれないんだろう・・?
この原因はずばり、アウトプット不足にあります。
(英会話における「インプット」と「アウトプット」の違いをこちらの記事で詳細に述べています。ぜひお読みください)
―学習のロードマップー
私達が、英語を6年間も学んできたのに話せない理由は、学校でアウトプットの練習をほとんどしていないからです。
“知っている”と“使える”は全く別物です!!
「中学英語なんて全部わかってるよ。高校英語だってやったんだし」・・たしかに理解はしているかもしれません
でも、その知識、使いこなせていますか?
英会話のアウトプット=運用力+瞬発力
私達が、中学校で英語を教わったのは、あくまでインプットです。これから英会話をするために必要な知識を身につけただけです。
しかし、実際に英語で会話をするためには、
その知識の「運用力」と、瞬間的にその知識を利用する力、そして「瞬発力」が必要です。
つまり、中学英語の知識を持っている、理解できるのではなくて、
意識しないでも使いこなせるレベルにしなければならないのです。
(英会話における「真のアウトプット」をこちらで詳細に述べています。ぜひご参考ください)
瞬間的に頭で英作文できますか?
瞬時に頭のなかでこのような英文を作ることができますか?
関係代名詞(The story he wrote)、受け身(will be read)。これらは知識としては身につけているかもしれません。
しかし私たちは知識として教わっただけで、その知識を利用するトレーニングをほとんど受けていないのです。だから、英会話をするときに、
「えっとここは受け身だから、be動詞+-edで、ここは三人称単数だから-sがついて、、」
と考えてしまい、なかなか上手く話を進めることが出来ないんですね。
アウトプットをしよう!!
原因がわかったらあとは、簡単。アウトプットをするのみですね!
でも英会話におけるアウトプットってなんでしょう。
それはズバリ、英語で会話する。これにつきます。
今では、オンライン英会話や英会話教室がたくさんあるので
比較的簡単に、ネイティブと英会話をできる環境、すなわちアウトプットの環境を作ることができます。
また、お金をかけたくない,,,という方には、Hello Talkというアプリをおすすめします。
Hello Talkとは、、、?
Hello Talkとは、Language Exchange(相互言語学習)を目的としたアプリです。
英語を学びたい私たちが、ネイティブスピーカーに英語を教えてもらう代わりに、彼らに日本語を教えてあげることで英語が無料で学べる!というシステムなのです。
Hello Talkのメリット
Hello Talkには様々な学習効果があります。
1、ネイティブという会話相手がいること
アウトプットでもっとも重要なことは、“話す相手”がいるということです。話し相手がいないと、瞬発力や応用力を鍛えることができませんもんね。
このアプリでは、世界中の英語のネイティブスピーカーを話し相手にすることができます!こんな機会めったにないですよね!
2、ネイティブから英語を学ぶことができる
ネイティブと話す機会を持ったのはいいけど、正してくれないから、どこが間違っているのかわからない・・こういうこと、よくあります。
でも、このアプリを利用している方は、みな新しい言語を学んでいる人です。
なので、文が間違っていたり、発音がおかしかったりしたら、その場で間違いを指摘して正してくれます。
これなら自分がどこを間違えたのか把握して、改善することができますね!
3、外国の文化を知ることができる
このアプリで、外国の方とやりとりすることによって、外国の文化を知ることができます!また、外国人が日本の何に興味をもっているのかも知ることができます!例えば、どんなアニメが海外だと有名なのかとか!どんな日本のグッズが海外でウケているかとか!(笑)ちなみに、ある海外の方は、日本の100均とかにあるお寿司のキーホルダーが大好きだそうです。笑
これらのことを知れれば、外国人と会話をするときのいい話のネタになって、会話もしやすくなりますね!
4.無料!!!
Hello Talkはな、な、なんと無料です!!無料でこんな素晴らしい英語学習の機会を作れちゃうんです!
また、スピーキングだけでなくて、LINEのようなメッセージ機能もついているので、ライティングも鍛えることができます!こんな素晴らしいアプリ、インストールするしかないですね!
こちらのアイコンからどうぞ↓
いきなりアウトプットは不安、、、
やっぱりいきなり英語で会話をするのって、結構ハードルも高いし、難しいですよね。
そんな方に2つの参考書をおすすめしたいと思います。
1.ネイティブなら子どものときに身につける英会話なるほどフレーズ100
(著:スティーブ・ソレイシィ、ロビンソレイシィ、アルク出版)
CD付 ネイティブなら子どものときに身につける 英会話なるほどフレーズ100 (スティーブ・ソレイシィの英会話シリーズ)
この本には、ネイティブが日常会話で使うもっとも基本的な表現が満載です。
例えば、I’m thinking about~.(~しようと思っている)やIs that really necessary? (そこまでやる必要ある?)
といったフレーズが100個ほど収められています
インプットして、知識を頭の中に入れた後に、この本でトレーニングして、意識しながら使えるようになります!
2.どんどん話すための瞬間英作文トレーニング(著:森沢洋介)
どんどん話すための瞬間英作文トレーニング (CD BOOK)
この本では、“英文を意識しながら作る⇒意識しないでも正しい文を瞬間的に作れるようにする”ためトレーニングを行うことができます。まさにアウトプットのみに重点を置いた本です。
この本で、瞬間的に文を作れるようにトレーニングしたのちに英会話に挑むと、英会話に対する恐怖心がきっと弱まるはずです!
まとめ
今回は、中学英語でどれだけ英会話ができるかについてお伝えしました。
中学英語で英会話はできる! でも中学英語を理解しているだけじゃなくて、無意識で使いこなせるようアウトプット量を増やさば、「英会話できる」とは言えない。 本当の意味で中学英語をマスターすることが重要だ。
アウトプットは一見大変そうに思えます。外国人となんて話せないよ、、って思いがちです。
でも、アウトプットって本当はすーーーーっごく楽しいものなんです!
外国人に自分の英語が伝わったときは、すっごい嬉しいし、外国人と話すことで、異文化や自分とは違う考え方を知ることができるんです!
せっかく頑張って英語をインプットして、アウトプットする準備は整って、ここからが一番楽しいところなのに、それをしないなんて、すごくもったいなくないですか?
Hello Talkで知り合ったある外国人の方が、とても良いことを言っていました。
“If you don’t make mistakes you won’t learn. Better be wrong than never speak.”
〜失敗を恐れてアウトプットしなければ、決して学ぶことはできない。〜
はじめからできる人なんていない、間違えて当然!
恐れずにたくさん、どんどんどんどんアウトプットしていきましょう!!
今回も最後まで読んでいただきありがとうございました。
はじめまして。野原めぐみと申します。英会話講師をやっております。長年指導させていただいている経験から、
「中学英文法」を体感的にまで理解できることが、英会話上達の最短距離!
だと実感しています。
非母国語圏の人間だからこそ分かる、「肝」をズバリ提供できればと思っております。
どうぞよろしくお願いいたします。
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