こんにちは。メグミです。
「発音」にまつわる
最近、実際気づいた
レポートをお伝えいたします。
今年の4月に英会話の新クラスが3つスタートしました。
一つめ、小学校6年生のクラス
二つめ、小学校低学年のクラス
三つめ、3歳児のクラス です。
どのクラスの子もそれぞれ「初心者」として始めました。
初心者は一学期の間にどのコースであっても
「色」や「衣服」に関する単語の導入をします。
特に「色の名前」は単純で、誰しも聞いたことがあるので
「くいつき」がいいです。
楽しく発音練習ができます。
ただ、単語の導入方法が
それぞれクラスによって少し違ってきます。
まず小学6年生クラス、
①「モデリング」して見せ、口元を見せながら聞いてもらいます。
②その時「口の動き」を解説します。
6年生くらいなると、「理論的に」分かろうとするし、「理論」が分かります。
日本語での説明を入れることで、より「音」が近づきます。
③実際に「音」を出してもらいます。「リピート」でリズムよく何回も、
見本と同じ発音をする練習をします。
次に小学生低学年クラス
①6年生と同じです。
②「口元の解説」をします。
ただ、日本語で説明はしません。
ポイントとなる部分の「口の動き」をじっくり見せ、同じ「口」をしてもらいながら
「理解」というより、動かせるようにもっていきます。
③6年生と同じです。
最後に3歳児クラス
①「モデリング即リピート」です。
②なし
③なし
以上です。
もちろん、何回か繰り返します。
けれど、②や③はないです。
2,3歳児は「まねまねマシーン」です。
何の指示もなく真似(リピート)します。全自動です。
逆に「マネしないで」と言っても真似します(笑)
さて、
この導入を、数回のレッスンで
復習も含めて行います。
時間にして毎回1、2分です。
そして結果ですが・・・
いきなり、リピートなしで覚えているかチェックしました。
ここでは、特に違いが顕著であった
「ピンク/pink」と「帽子/hat」を取り上げてみます。
まず6年生クラス。
基本良いです。
もちろん覚えてますし、
私がポイントとして指摘した箇所は
(今回はpinkの[k]と、hatの[t]にフォーカスしました。)
きっちりできてました。上手です!
ただ・・そのほかの音は「カタカナ読み」でした。
「ピンク」「ハット」どちらもカタカナ表記できます。
なので日常よく耳に、目にしてる「カタカナ読み」が
頭の中を占領しているようです。
続いて小学低学年クラス。
私が解説せずともポイントとして伝えた
[k]と、[t]は、もちろんできていました。
それに加え、
そのほかの音もよく出ていました。
子供たちの口をじ~~っと見ていると、
口の表面だけでなく
口の中も理解しているかのように動いてました。
六年生は「口の表面」ばかりを動かして出そうとするのですが、
低学年は口の中の「舌」の動きが見事でした。
果たして
私の舌をよく見ているのか・・・?
それとも
耳で聞いて、同じように言おうとしたら自然とそうなったのか・・・?
いずれにせよ感心しました。
そして三歳児です。
この流れでいくと想像できそうですが・・・
想像よりも驚くと思います!
単語を言ってもらうと・・・
ん?
音が聞こえない・・・
ん?もう一回?
こちらが想定していた音が返ってこないのです。
そうなのです。
「息」をしっかり吐いて音を出していたのです!
そうなのです。
「hat」の[h]は息をしっかり吐いて出す無声音
「pink」の[k]はお腹から息を強く出すような無声音
ものすごい「空気」というか「息」を使って発音していました!!
「私、そんなにオーバーに息出してたかな・・?」と思うほどです。
けれど、彼らにはそう聞こえてたということですよね・・・
でも、これが素晴らしいのです!!
英語って「吐く息までも音」として表現します。
これが日本語にはないものだから
通常「発音が難しい」とされるのですが、
3歳前後の子供は
いとも簡単に
その音の特徴を掴み
無意識に
単なる「マネ」で
私たちが苦手とする音を
当たり前のように出してのけるのです!
参りました・・・
本当に
1,2分を3回ほどマネしてもらっただけです。
しかも単語そのものも
もちろん覚えているのですよ~!!
難しいことは解説できませんが、
「言語学習に幼児は有利だ」というのは
やはり否定できませんね
「耳が柔らかい」という言い方もアリなのでしょうけど、
私はどちらかといと
「頭と口が柔らかい」のほうが合っている気がします。
邪念なく
疑いなく
ただマネする マネする マネする・・・
素晴らしい「力」だと思います。
私たち大人も、
大人の世界であっても
この「マネ」の力
もっと重要視していいのでは・・・?
純真な子供たちに教わります。
今日も最後までありがとうございました。
野原めぐみ。
はじめまして。野原めぐみと申します。英会話講師をやっております。長年指導させていただいている経験から、
「中学英文法」を体感的にまで理解できることが、英会話上達の最短距離!
だと実感しています。
非母国語圏の人間だからこそ分かる、「肝」をズバリ提供できればと思っております。
どうぞよろしくお願いいたします。
コメントを残す