「勉強してるのに、なかなか英語を聞き取れるようにならない…」
「文字で読めば分かるのに、『聞く』とさっぱり分からない…!!」
英語を勉強していると必ず、リスニングの壁に当たります。
今回は、「どうすればリスニング力を伸ばすことができるの?」
を徹底解説していきます。
学校や英会話スクールではなかなか教えない、
リスニングの本質・実践方法に踏み込んで説明していきます!!
目次
絶対無視できない「発音と発音記号」

●発音記号を知った方が近道
リスニングを語るとき、「発音/発音記号」が外せません。
発音記号とは、例えば下記の[ ]内のようなものです。
apple [ˈæpl]
この発音記号、学校の教科書にもちょくちょく顔を出してます。
でも、学校で教えないんです。
この記号の意味を理解している人少ないと思います。
発音記号って、私たち外国人にとって本当はめちゃくちゃ便利でありがたい記号なんです。
発音記号が分かると、お手本がなくても
「正確な英語の音が口から出せる」んです。
appleは「アップル」じゃないと分かるのです。
「ェアポー」が正確だ(カタカナには限界がありますが)と分かるのです。
発音記号が分かると、
英語の「音」がどれだけ多いかに気付かされます。
日本語は「5」だけど、イギリス英語で「30」アメリカ英語で「37」なんです。そりゃ聞き取れないだろうって話です。笑。「英語音」に関しては『リスニングを上達させる解決方法第1位は「発音」』がすごく参考になると思います。
そして、その微妙な「音」の一つ一つが頭の中でスッキリ整理され、
微妙な「音」全てを「言い分けられる」ようになるのです。
この「言い分けられる」が「リスニング」につながるのです!
●単語と単語の連結=『リンキング』が私たちを悩ます
そしてもう一つ、
「リンキング」という現象に気付かなくてはなりません。
リンキング(音の連結)とは、
「単語と単語が連結し1つの音として聞こえる」現象です。
●例1:「I like it.」
単語1つずつを読むと「アイ/ライク/ イット」だが
そこにリンキングが働き、『like』 と『it』がつながり
実際ネイティヴが話すと「アイ/ライキット」と聞こえる。
●例2:「What time is it now?」
単語1つずつ読むと「ワット/タイム/イズ/イット/ナウ」だが
そこにリンキングが働き、『What 』と『time』、『 is』と『 it』 がつながり
実際にネイティヴが話すと「ワッタイム/イジッ/ナウ」と聞こえる。
残念なお知らせですが、こういうわけで
英語って「文字表記通りには読まない」んです・・!
これを学校でちゃんと教えないからダメなんです。
英語が言えるわけないし、聞けるわけがないんです。
●『t』の脱落も聞き取れない要因
文字表記と実際の「音」が一致しない現象がもう一つ、
『t』の脱落です。
会話の際「単語の語尾(特に文末の語尾)の『t』が抜ける」という習性があります。
そう、『t』って言わないんです。
●先のほどの「What time is it now?」では『t』の脱落も起こっていて、
「what」と「it」の『t』は抜けて発音されないため、
「ワッタイムイジッナウ」と聞こえるのです。
残念ながらこの現象(『t』の脱落)も学校できちんと伝えない・・・
私たちが言う「英語」とネイティヴが言う「英語」は明らかに違うんです。
そりゃあ、リスニング上達するわけがないよーですよね。
●言えると「聞ける!」
このような英語の特徴で、私たちはリスニングが苦手だと思い込んでいたのです。
そこから見えてくることは
ずばり「自分が言えることは聞き取れる!」ということです。
英語の特徴・習性を掴み、ネイティヴに似た(完璧である必要はない)音が出せるなら
その音は「聞ける」のです。リスニング出来るのです!
*ちょっと難しく言うと・・
「自分が言える音(英語)」とはつまり、
「自分の脳が言語として認知できている音(英語)」なので、
それを聞いたときに、「意味を持った音(英語)として理解できる」のです!!
逆に、
「自分が言えない音(英語)」は、言語として脳が認識できないので
聞き取れない、「雑音」でしかないという状態が続くのです。
このように、「発音」と「リスニング」はとっても密接に結びついていたのです。
即実践!リスニング克服法

ここからは実際今から行動できるリスニング苦手克服法をお伝えします。
お伝えするんだけど、
私は生半可な、安易な学習法は言いません。
やるからにはどこでも通用するリスニング力をつけていただきたいので
それなりの「意志」を持って臨んでいただきたいです。
「1日10分でいいです!」などの学習法ではないので先に言っておきます。
克服に必要なキーワードは3つです。
①発音教本
②シャドーイング
③語彙数アップ
ひとつひとつみていきます。
克服キーワード:①発音教本
ー英語発音バイブルー
DVD&CD付 日本人のための英語発音完全教本
第1章で述べた英語の「発音と発音記号」の特徴・現象が
ある程度分かり実践できている方なら、ここは飛ばしてもらって構いません。
ただ、もし今まで「英語の『音』ってこんなにあるの?」って気づかなかった人は、
是非ともこちらの本でまず明確にしてください。
(詳しくは『リスニングを上達させる解決法第1位は「発音」です。』でも述べています。)
この発音教本は、
今まで、私たちが言葉にすらできなかった発音の悩みを全て文字で教えてくれています。
世の中いろんな発音本ありますが、まさにこれは
「日本人のための発音バイブル」です。
【『発音完全教本』学習法1】DVD・CDを真似る
もちろん1番いいのは、
本の最初から開き、本の記載通りの学習法で行う事ですが、
私はDVDとCDだけでも良いと思います。
DVDは即実践エクササイズです。
短いコマで1音1音を丁寧に見せてくれます。
『モデリング』が最も効率的な学び方ですので、
モデルの方を真似て1音1音「違いを意識」し、即発音するのです。
次にCDをモデリングし、「リンキング・tの脱落」を理解しながら言えるようにします。
先述の通り、英語の「音の種類」って半端ないので、
DVD・CDのエクササイズを完了するだけでもかなりの充足感があります。
「言えた!」という実感も体感します。
*音が難しい「マクドナルド」も言えるようになります笑。
【『発音完全教本』学習法2】「言い分け」の確認
DVD・CDを真似ながら「同じような音が出せるようになってきたぞ」という段階に来たら
「頭の中で『言い分けられているか』」の最終確認をします。
この「言い分け」が非常に大事で、
言い分け=「聞き分け」=リスニング向上
なのです。
例えば、母音の [æ] と [ʌ]
✅●頭の中で「違う音」として響いているか(認識できているか)
✅●口から音を出すとき「違う音」として言えるか
この「言い分け」を全て自己チェックしてください。
以上の「発音の土台」が出来上がれば、あとは「場数」を踏んでいきます。
克服キーワード:②シャドーイング
英語の音声を聞きながら「数秒ずらして」音声の後を追って暗唱し
影のように「ぴったりくっついて」同じように読んでいく練習法です。
◆シャドーイングの効能
1章でお伝えした通り「発音のルール・違いが理解できる・言える」ことが前提です。
その上でシャドーイングを始めると次のような効果をもたらします。
<シャドーイングの効能>
1、実践的な文の中で「音の違い」が分かるようになる。
2、リンキング・t脱落などの現象を『肌感覚』で理解できる。
3、英語特有の「単語間の強弱」「リズム」を身につけられる。
4、語彙力が上がる。
5、仮定法や完了形などの「構文」が自然と言葉に出せるようになる。
つまりシャドーイングって「口を動かす」トレーニングです。
口を動かすって、こんなに効果があるのです。
そしてこれが全て「リスニング」につながるのです。
◆使う本はこれ!即始めよう
・シャドーイング「ダイアローグ1200」
シャドーイング用の教材はたくさんありますので、この本に限らず楽しんでやれるものならOKです。
特に思いつく教材がない、という人にはこの本をおすすめします。
このような特徴・メリットがあります。
●1分~2分の英文が「100」ほど収録。
●どれもストーリーがある自然な流れの英文。
●重要単語や表現が単語帳のようにピックアップされているので語彙力増加につながる。
●アメリカ、カナダ、イギリス、オーストラリアと、多彩な英語音声が収録。
*レベルアップした「英単語・熟語ダイアローグ 1800 三訂版」もあります。
◆実際のシャドーイング法・やり方
では実際のやり方、トレーニング法です。
〜シャドーイングトレーニング法〜
✔①常に「『音声聞ききながら』真似する」が前提です。
✔②ご自分の英語力より「少し上」と感じる文を選ぶ。
(簡単すぎるものは飛ばす)
✔③同じ文章を何度も繰り返す。種類をこなすよりも、1つ1つを徹底的にやり込む。
✔④始めはスクリプト(文章)を読みながらでもよいが、見ないでもできるようになる。
✔⑤自分の話す英語を録音して聞いてみる。
(オリジナルの音声と聞き比べて違和感のある部分を確認)
以上を踏まえて今すぐやってみましょう。
克服キーワード:③語彙数アップ

最後に「語彙力」について。
リスニング力向上に「単語・熟語の語彙を増やす」ことは大変重要な条件です。
理由は明白。
「知らない言葉は聞き取ることができない」から。
例えば自分に馴染みのない分野の専門用語は「全く聞き取れない」ものです。
根本的な英語力をあげることで、リスニング力も当然のごとく底上げされます。
◆単語・熟語の学習法・参考本
英語学習は全てにおいてですが、必ず「音声付き」で行います。
単語・熟語においてもしかりです。
「音声(モデル)」がないと始まりません。
必ず「音声付き」の参考書なり教材を選びます。
もし何を使えばいいか分からなかったら・・
〜ピーナッツシリーズおすすめです。〜
英単語ピーナツ銀メダル改訂新版
英単語ピーナツ金メダル改訂新版
●とにかく続けられます。最後までやりきれます!
●学習者が単語暗記楽にできる仕組みが
たくさん詰まってます。
●学習方法を丁寧に教えてくれます。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
リスニングの本質は「自分が言える音(英語)を増やすこと」です。
つまり「話せること」と「聞けること」は連動しているってことです。
口を動かすトレーニングも、シャドーイングも、モデリングも・・・
全ては最後1本につながる大切な作業です。
地味な日々の学習を尊び、大切に積み重ねてください。
1冊クリアするごとに、今より格段上の英語力になっています。
さあ、今からやりましょう!
野原めぐみ
最後まで読んでいただきありがとうございます!
はじめまして。野原めぐみと申します。英会話講師をやっております。長年指導させていただいている経験から、
「中学英文法」を体感的にまで理解できることが、英会話上達の最短距離!
だと実感しています。
非母国語圏の人間だからこそ分かる、「肝」をズバリ提供できればと思っております。
どうぞよろしくお願いいたします。
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