英会話幼児教室の実態・・・

こんにちは。メグミです。

今回もまた「市販教材の批評シリーズ」の教室関連の話です。

またまた「英語の先生が何言ってるんだ??」と思いますよね・・・。

けれど、英語講師だからこそ気づくこともあるようです。

 

最近のお母さん方は

「子供に早くから英語を習わせたい」という思いがやはり強いです。

私の住む「かなり田舎」であっても関心は高いです。

なので保育園・幼稚園で「英語カリキュラム」があるかどうかは

園を選ぶ判断材料になっています。

そこで、

私の地域ではダントツで人気の高い私立幼稚園の

ネイティブ先生の公開授業が行われる!ということで

ワクワクしながら参観に行きました。

ところが・・・・

とても悲しくなって帰ってきました・・・

 

先生はニュージーランド出身の先生

ワンレッスン20人25人ほどの子供達とのレッスンです。

 

そもそもこの幼稚園は

先生方の質がよく

子供一人一人を丁寧に見てくれることで有名な私立幼稚園。

子供達へのフォローが常に「ぬかりない」のです。

・・・その「ぬかりなさ」が裏目に出ていました・・・

 

子供が20人以上ということで

そのネイティブ先生のレッスンに

幼稚園の女性の(もちろん日本人)先生がお世話係としていました。

そして、その実態を知ることとなりました・・・

 

ネイティブ先生:(カード見せて)「What color is this?」

(間髪入れずに)幼稚園の先生;「みんな、何の色~?青かな~?緑~?」

ネイティブ先生:(窓の方を見て)「How’s the weather?」

(すかさず)幼稚園の先生:「みんな~お天気どう~?晴れてる~?」

 

きゃ~~~~~!!!

発狂しそうになりました。

なにやってんだ~~~?

 

何の意味もないことが分かります?

生の英語に触れさせようとしているところに

日本語の訳を聞かせてどうするんだ~~?

指導も何もあったものではありません。

始終こんな調子でした・・・

世のお母さん方、ご注意ください!!!

 

恐らく

あの女性の先生は

自分が何をしでかしているか知る由もないのでしょう・・・

正直あそこで日本語の説明を挟むのは

子供達から「学びの機会」を奪っています。

フォローにもほどがあります。

「質問の意味の説明」はもちろん、「答え」まで言ってますからね(笑)

子供が考える余地を全くあたえていません。

 

ネイティブ先生も

自分が第二言語として英語を学んだ訳ではないので

女性の先生の行動がどれほど「悪」かを気づいてないようでした。

 

幼稚園側も

英語の授業はネイティブ先生に一任しているので

実際どんな授業が行われているかはノータッチ。

保護者の方も

「幼稚園で英語をさせてくれる」というだけで安心しているし、

実際あの授業を見ても

なにがまずかったのか分からない様子でした。

 

私は恐ろしさを覚えました。

これで英語が得意になるなんて思っていたら大間違いです!!

当の子供たちは何も言えませんので

「長年やってるけど・・・何も覚えていない・・」なんて

後になって感じても遅いのです。

 

「ネイティブ先生がいるから」だけで

子供に習わせるのは非常に危険です!!

周りの環境、授業のやり方、

全てをひっくるめてひとつの「レッスン」としてみると果たしてどうか?

これをみなければいけません。

 

この幼稚園に限らず

こういう事例は普通に起きていると感じます。

今、小学校にも

ALTの先生来ていますよね

「ALTの先生がいるから安心」ではなく、

「授業」として言語習得を促す授業をしているかが問題です。

 

もし幼児教育に英語をとお考えならば、

どうぞ、「中身」をしっかり把握して

お子さんに環境を作ってあげてください。

 

けっきょく・・・

教室にしても、教材にしても

「買ってしまえば安心」じゃなく、

「内容を見極める目」を持ちたいですね。

 

今日も最後までありがとうございました。

野原めぐみ。

 

 

 

 

 

 

英語を「習いたい」「習わせたい」と考える多くの方は

英語教室に通うことが決まれば「ほっ」と安心します。

 

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