こんにちは。メグミです。
よく耳にしませんか?
「いかに日本の英語教育がダメだったか」を刷り込むために、
「This is a pen から始まる学校教育なんて・・・」
などのフレーズ。
ステレオタイプにもほどがあります。
古くさいにもほどがあります。
そんなこと堂々というのなら
「今の英語教育」をそろそろ知りましょう・・・
今の教科書に
「This is a pen.」 なんて書いてませんから・・・
これだけ「グローバル化」が叫ばれている時代です。
最大の人材育成の場所で
何十年も前と変わらない内容を提示しているわけがないです。
現に検定教科書は、
五年に一度というサークルで
内容が改訂されているのです。
時代に合った言葉を吟味し
未来の戦士たちに
有益な知識を与え続けているのです。
教科書のどこが一番すごいかというと、
「緻密に計算しつくされた積みあげ式体系」だからです。
①文系を導入するタイミング
②今覚えるべきフレーズ
③実際の会話につながる自然なストーリー展開
が絶妙に作られています。
私たちは何も考えずとも
教科書の通りに理解していけば
気付いたら、
「あ、こんな文章読めるようになってる!」
「あ、言ってる事が分かる!」
という状態になっています。
導入の仕方が、本当にしみじみ
「うまいなあ~~」といつも感心します。
単語も、
日常使用頻度の高いものを
これも上手に組み込んであります。
「わ、古くさい~」
なんて単語ありませんから。
とにかく、
定価1冊約500円で、
ここまでの学習教材は他にありません
NHK英語テキスト「基礎講座」の一か月分です!
こんな優れた学習本をダメ出しするなんて
「知らないでしょ?」というほかありません。
では、
なぜ中学時代一応勉強してたのに
なぜ「分からない」のか。
なぜ「話せない」のか。
ズバリ
教科書の「使いかた」と
「音出し(リーディングとスピーキング)」の時間が皆無に等しかったから です。
具体的に言うと
指導する学校の先生が
教科書の有益さを
あまりにも引き出せていません。
極端ですが、実際に
「一学期の間で教科書開いたの3,4回くらい・・・」
なんて生徒がいるのです。
先生の自作プリントのみで授業が進んでいるようです。
もったいなさすぎます!
時間も、紙代も、子供達への有益さも
もったいないこの上ないです。
なんで使わないの???
もう一つの
リーディング・スピーキングの時間=量ですが
これは「環境」なので
先生に文句言っても仕方ないかな・・・
もっと上の
学校の授業カリキュラム・指導要領を決めている機関ですね
教育委員会とか、文部科学省とか。
それでも、時間ゼロではないんですよ。
今、学校の英語の授業時間数って
4,5年前にくらべかなりコマ数増えました。
増えた分で・・・というわけなのか何なのか
「3コマ分くらい、洋楽一曲ずっと練習してた・・・」
と最近生徒が言ってました・・・
歌を全否定はしませんが(私も大好きです)
授業3コマ歌うなら
スピーキングしなさいよ~~~!!!
というわけで
「教科書」が悪いわけではなく、
教科書を取り扱う「周りの環境」に問題があったということを分かっていただけたでしょうか?
それなのに
学校を卒業して
社会人になった私たちが言う言葉は
「学校の英語分からなかったよね~教科書とかさぁ~」
な、わけです。
教科書が気の毒です・・・・
いい本なのに・・・
私が教科書だったら・・「ひどい~!」って泣きます。(笑)
今日も最後まで読んで頂きありがとうございました。
野原めぐみ。
はじめまして。野原めぐみと申します。英会話講師をやっております。長年指導させていただいている経験から、
「中学英文法」を体感的にまで理解できることが、英会話上達の最短距離!
だと実感しています。
非母国語圏の人間だからこそ分かる、「肝」をズバリ提供できればと思っております。
どうぞよろしくお願いいたします。
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