先生が一番ほしいもの・・・

こんにちは。メグミです。

英会話文法教室を始めて早や10年、

今でこそ

いろんなものが「つかめる」ようになって、

子供たちの学校での学力も

最低でも平均90点をおさめることができていますが、

始めた当初は

指導」なんて言えたものではなく

「子供たちの扱い方」が全く分かりませんでした・・・

 

英語講師を始める前は

外国人向けの「日本語講師」をやっていました。

中国・上海で

「ジャパンドリーム」を夢見る中国人の若者に

200%のエネルギーで

とても楽しく教えていました。

なので

日本でも「同じ言語を教えるのだから」と

中国の延長線上と捉えていたのです。

 

お察しのとおり・・・

その延長線上は見事に崩壊しました。

 

教える側にとって

一番欲しいものは

「生徒のやる気」です。

始めて「教えた」中国の生徒さん達は

それはそれはもの凄いモチベーションでした。

 

その当時

「日本語を話せるようになる」は、

彼らの「ジャパンドリーム」の第一歩だったのです。

ほとんどの男性の夢は

「貿易会社の社長になって日本と貿易する。」で、

ほとんどの女の子の夢は

「日本人男性と結婚する。」でした。

中国が今ほど成長していない時期でしたので

自分の人生を日本に賭けて成功したい!という人が多数でした。

学費も自分で工面しながら学校に通っていましたので

それはそれは必至ですよね

 

私はこれを日本に持ち込んでいました。

常に「教えられる側」はこんなモチベーションなのだろうと・・・

大きな間違いでした。

 

そもそも日本の子供たちは

自分たちが自らの意志で教室に通っている訳ではないのです。

親御さんが「通わせたくて」決めるのです。

「いやいや感」が拭えません。

たとえ英語が好きであっても、

「ここが成功するかしないかの分かれ道!」

なんて必死さなんてあろうはずもないのです。

おのずと

「やる気」なんてそうそう教室にもってきていないのは

想像に難くないですよね・・・

 

そこがよく分かっていない時は

なんでだ?

なんでだ??

なんで???

と悩み続けていました。

こうやって

ぶつかった壁の方向しか見えず

ジタバタしている時って

その「状況」が更なる強烈な「状況」を連れてきていました。

忘れもしません

その時の中学生の生徒達、ひどかったです・・・

 

家庭・学校の不満を

全部私のところへ持ってきていました。

椅子に座っているものの

私の話を全シカト

ガムをくちゃくちゃ

なぜここにいるのに返事もしないのかと問うと

かばんのなかから

MDプレーヤー取り出しイヤホンで音楽聞き出した・・・!!!

 

びっくりでした。

今の自分なら

笑いながら上手く対応できる自信があります。

けれどその時は

その子の顔も見たくなくて

授業をするのが怖くて怖くて怖かったです・・・

自分が

まだまだ青くて

浅かったんですよね

 

今なら

もっと大きく見てあげられし

もっと大きくとらえられますし

逆に私が

そんな状況を引き寄せなくなった気がします。

 

経験を経て・・・

経て・・経て・・経て・・・・(笑)

少しは成長したようです。

「指導者」なんて叫ぶつもりはありませんが、

ひとつのことを指導するにしても

「大きくとらえて全体像を見せる」ことができるようになりました。

そこが

文法などを理解してもらえてる点かな~と思います。

ささやかながら

私なりの指導法のひとつかなと。

 

あの時の

あの中学生に

今は感謝できます。いえ、本当にそう思っています。

今ごろどうしてるかな~?

 

さあ、

今日も明日も明後日も

毎日熱いライブだ!!

これをひとつひとつ経て・・・

もっともっと大きくなる予定です!!

 

今日も最後までありがとうございました。

野原めぐみ。

 

 

 

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