これが、英語リスニング特効薬だ!

こんにちは。メグミです。
「ネイティブスピーカーと英語で会話しようとすると相手の言っていることがよくわからない・・」

そのような経験でお悩みの方はいませんか?

ここで「ネイティブスピーカーが何を言っているのかわからない」とはどういうことなのでしょう?

結論から言うと、「相手の英語の発音を正しく聞き取れていない」ということなのです。

どんなに英語のライティングが得意でも、どんなに英語のボキャブラリーが豊富でも、
リスニング力が不足していると、耳からインプットされる英語の情報が極端に少ないため「相手の話している内容がわからない」という状態に陥るのです。

リスニング力を強化すると、その相乗効果により、

スピーキング
リーディング
ディクテイション(dictation: 英語の書き取り作業)
発音

これらのセクション全てがレベルアップします。

せっかくなら、なるべく早く効率的に、そして楽しくリスニングを強化したいですよね!

今回はそんなリスニングの特効薬となる学習方法について紹介します。

 

 

リスニング教材の選び方

まずはテキスト選びから始めましょう。

英語の「リスニング学習教材」と言っても店頭にも数多くあります。

ポイントになる点をいくつかお伝えします。

 

リスニング教材は「テキスト」+「音声」のセットを選ぶ

リスニング教材は、テキストと音声がセットになっているものを必ず選びます。

もちろん「リスニング」ですから音声がないと始まらないのですが、
自分の「モデリング(見本)」としての位置付けをし、常にいつでも音声を聞ける状態にすることが大切です。

「一度聞いてわかった!」位で、その音声を終わらせてはいけません。

何度も何度も聞いて、自分がワンフレーズでも多く、実際に使える位までその音声を「落とし込む」のです。

せっかくの音声、体に染み込むくらいしっかり活用しましょう。

そのくらい活用できそうな教材・音声を選んでください。

 

実際に自分の目で見て選ぶ

市販の英語のリスニング学習教材はたくさんあります。

可能なら書店に足を運び、実際に自分の目で教材の内容を確認し、選んでみましょう。

内容を確認して、ピンときた教材を選んでみて下さい。

別の言い方をすると、少しでも教材に違和感を持ったら、おそらく、その教材はその人に合っていないのです。

自分の直感でいいと思います。「面白そう!」と思えるリスニング教材で決めてみて下さい。

オススメする教材の選び方は「自分の興味のある分野」に関する内容がテキストに盛り込まれているものを選ぶことです。

「リスニング強化に効果的」と宣伝されている教材でも、その内容が全く興味の持てないものだったら皆さんはどう思いますか?

英語学習はどの分野もある程度、地道な努力が必要です。

私の経験上、リスニングに特化した学習を始めて、その効果が現れるまで少なくとも3カ月はかかると思います。

リスニング学習のモチベーションを保つという意味でも「自分が好きな教材」「自分が心から楽しいと思える教材」を選んでみて下さい。

 

どれを選んだら良いかわからない方は

もし、店頭やアマゾン等で、どうしてもどれを選べばいいかわからない方はこちらをどうぞ。

ENGLISH JOURNAL (イングリッシュジャーナル) 雑誌 アルク

 

CD付き ボトムアップ式映画英語のリスニング 恋するブルックリン (CD BOOK)  森田勝之

どちらも、構えて「がっつり勉強!」という素材ではなく、「楽しい・興味があるから続けられる」を重視したリスニング教材です。

まずは3ヶ月!をメドに毎日続けてみてください。

必ず、「聞こえてくるもの」が広がりを見せてきます!!

 

 

リスニング学習法1「多聴」と「シャドウイング」

リスニング力を強化するために最も有効な学習方法は、テキストと音源を使った「多聴」と「シャドウイング」です。

 

多聴

「多聴」とは英語の音声をたくさん聴くことです。

リスニング教材には実際に海外で収録された有名人のスピーチやインタビュー、様々なシチュエーションを想定した音声が使われています。

多聴は「音源から流れてくる音声の内容を理解しよう」と意識しながら行いましょう。

その際はテキストを上手に活用しましょう。

テキストには音源から流れてくる音声が文章化されています。

テキストを見ながら音声に耳を傾ければ、内容を理解するのに役立ちます。

リスニングのポイント、発音のコツ、英単語の意味が多く書いてあるテキストはリスニング学習において大いに役立ちます。

多聴のポイント

多聴とは「英語の音声を長時間、聞き流す」という作業ではありません。

英語音声の内容を聴きとろうせず、内容を理解しようという意識を持たず、ただ聞き流すだけではリスニング力は身につきません。

例えば皆さんは、普段何となく耳にする歌を突然、「歌詞を見ないで歌って下さい。」と言われたらどうしますか?

メロディーは何となくわかっていても、歌詞を見て歌ってはいけないルールがあるとしたら、どのようにして歌を歌いますか?

私なら「歌詞をしっかり読み直して、覚えよう。」とすると思います。

つまり、歌詞一つ一つに意識を向け、記憶し、メロディーに合わせて歌を歌うのです。

リスニングもそれと同じではないかと思います。

「歌詞=英単語or英語表現」と考えると、英単語or英語表現を多く身につけていたほうが、リスニングには有利です。

「リスニングが苦手」と感じる方は、リスニングに入る前にもう少しだけ、英単語や英文解釈のトレーニングをした方がいいかもしれません。

 

シャドウイング

「シャドウイング」とは英語の音声を聴いて、すぐに耳で聴いた音声を声に出して復唱していく学習方法です。

シャドウイングは”shadowing”と書きます。

元の音源を「人」に例えるなら、復唱される音声は「その人の影」です。

英語の音声:Once upon a time there was a beautiful princess.

(少し間を置いて)学習者:Once upon a time there was a beautiful princess.

このように学習者は英語の音声を聴きながら、少し遅れて声に出して英語の音声を復唱し続けていくのです。

地道な作業ですが、これがリスニング力を大きく伸ばし、他分野にもいい影響を与えます。

シャドウイングのポイント

音声を聞く際は、以下のタイミングでのシャドウイングが効果的です。

①音声のみを聴く (内容と自分の理解度を確認)

②テキストを見ながら音声を聴く (自分のリスニング力の整合性を確認)

③テキストを見ながらシャドウイングを行う

最初の頃はシャドウイングするだけで精一杯でしたが、慣れてくるとシャドウイングしながらいろいろなことに意識が向けられるようになります。

 

どのくらいでリスニング効果出る?

リスニング力をつけるためには、いろいろな教材を多聴することが大切です。

徐々に英語の発音、文節の位置、アクセントの位置、ネイティブスピーカーの話し方の特徴がわかってきます。

この方法で3か月くらい集中して学習すると、リスニング力が強化され、次のような出来事が起こり始めます。

今までただの「音」に過ぎなかった英語の車内アナウンス、ショッピングモール等での館内放送、英語のCMのキャッチコピーが正確に聴き取れるようになるのです!!

不思議な感覚でしたが、英語が耳に入ってきた瞬間に自然と「英語モード」に切り替わるのです。

この瞬間が必ずやってきます!!!

地道な作業ですが、リスニング力を強化するために是非試してみて下さい!

 

 

リスニング学習法2フォニックス

フォニックスとは、英語圏の子供たちが、耳から覚えた単語を「文字化」し始めた時に使われる学習法です。

フォニックスのルールを知っていると新しい単語を知った時に綴り方を習っていなくても、文字にできるようになります。

年齢に関係なく、非英語圏の学習者にも効果的な学習法です。

 

フォニックスから得られるリスニング力

例えば、動詞”play”(遊ぶ)と”pray”(祈る)。

両者の違いは ”l” と ”r”の部分のみですが、動詞の意味は全く異なります。

”play”と”pray”は一見、同じような発音に聴こえますが、フォニックスのルールを知っていると両者の違いがすぐに分かります。

”play”と”pray”を知らなくても文脈から動詞の意味を推測することができるかもしれません。

しかし、 ”l” と ”r”の部分を正しく聴き取ることができなければ、リスニング力は落ちるのです。

また、フォニックスのルールを知っていると「英語の音声」だけで、綴り・発音・意味を自分の力で調べることができるようになるので、リスニング力だけでなく、英語の力が全体的に上がります。

英語学習の要であるフォニックスが日本であまり知られていないのが残念です・・・。

 

おすすめフォニックス参考書

フォニックスに興味を持たれた方は是非、リスニング学習に取り入れてみて下さい。

アメリカの子供が「英語を覚える」101の法則 (講談社+α文庫) 文庫 松香洋子

アメリカの子供が「英語を覚える」101の法則 (講談社+α文庫)

 

 

 

 

CDBフォニックストレーニングBOOK (アスカカルチャー)  ジュミック今井

CDBフォニックス<発音>トレーニングBOOK (アスカカルチャー)

 

 

 

 

 

リスニング学習法3 カラオケで学ぶ英語

歌がお好きな方に是非オススメしたい「カラオケ」という学習法です。

リスニング力をつけるためには耳だけでなく、「」と「口」を動かし、「想像力」も必要です。

これが一度にできてしまう学習法があります。

それが「東洋大学 英語発音・スピーキング練習用教材」です!

 

東洋大学 英語発音・スピーキング練習用教材

「東洋大学 英語発音・スピーキング練習用教材」総合情報学部教授 湯舟英一 with Big Apple Company

この教材はYoutube上で公開されており、誰でも視聴することができます。

「英語発音・スピーキング練習用教材」となっていますが、リスニングの学習に非常に役立ちます。

日本人がリスニングで苦労する「音の連結」に対する分析・説明が詳細で、初心者でも誰が見てもわかるように表示されています。

海外の有名アーティストの曲、ハリウッド映画やディズニー映画の有名な曲を聴くことができ、新作・旧作を問わず有名な曲がたくさん公開されています。

情報は常に更新され、定期的に曲数が追加されています。

 

東洋大学 英語発音・スピーキング練習用教材の使い方

Youtubeの画面には英語の歌詞が表示されており、その上に「カタカナ表記」がついています。

ネイティブスピーカーのように歌う(発音する)ためにはどうしたらいいかという視点でのカタカナですので、通常良く見る「単なるカタカナのルビ」ではありません。

この「カタカナ表記」をチラチラ見ながら、本命は「英文(英語歌詞)」に集中して歌います。

二つを同時に見ることで、その「英文」が持つ「音のイメージ」が無意識にインプットされます。

これを繰り返すことで自分の中の「英語の音の連結」が定着し、リスニングが容易になっていくのです。

歌うことが楽しい方には理想的な学習法です。

今すぐ始められますよ!今すぐ学習スタートです!!

 

 

まとめ

英語学習に限らず、人によって得意な分野とそうでない分野があります。

個人的にリスニングはその差がわかりやすい分野であると思います。

でも、ゴールは同じです。

リスニングの得意な方は、自分の好きな方法で力をつけていく。

リスニングが苦手な方は、まずは色んな方法を試しながら、じっくり時間をかけて「これだ!」と思える学習法を見つけ、そのあとは「一点集中」で力をつけていけばいいのです。

今回ご紹介したリスニング学習法が、あなたの「これだ!につながるお手伝いができれば幸せです。

あなたが「心から楽しい」と思える、あなた自身のリスニング学習法が見つけられますように・・・。

 

今日も最後までお読みいただきありがとうございました。

 

野原めぐみ

コメントを残す