レベル別にみる、英会話上達への勉強法!

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%e3%82%ac%e3%83%83%e3%83%84%e3%83%9d%e3%83%bc%e3%82%ba「どうしたら英語しゃべれるようになりますか?」・・・・

 

この質問、よく相談されます。

けれど、私は、相談されるたびに、「違うことを言っている」 ことに気が付きました。

デタラメや適当に言っているわけではありません。

なんでだろう・・・?と考えながらハッとしました。

私は、「相談する方のレベルに合わせてやり方・方法・すべきこと」を変えてたのです。

そう、学習者のレベル・学習経験によって、「すること」が変わってくるのです。

 

オンライン上で

大型英語教材や英語塾などが登場する度に

「ユーザーのコメント」をよく見るのですが、きまってどんな教材でも、

「これでしゃべれるようにはならなかった!」「詐欺だ」「これで〇十万は高すぎる!」

というコメントがある一方、

「以前より話せるようになりました」「以前より聞き取れるようなりました!」

と・・・きまって真逆のコメントがあるものです。

一体どちらを信じればよいのだろう・・??と・・こんな気持ちになったことはありませんか?

 

結論から言うと、どちらも間違っていないのです。 どちらも合っているのです。

 

同じ教材を、同じ時間だけ使って、出る結果が違う・・・

そう、教材を使う側の「土台のレベル」が違うからです。

考えてみたらそうですよね、

例えば、普通の学校を卒業した社会人の二人がいるとします。

英語学習経験がほとんどないAさん

英語学習経験が3、4年のBさんが、

「3か月一日20分の学習で誰でもペラペラに!!」と謳っている

3か月で20万円のオンライン英語塾に同じ時期に入ったとします。

英語の基本的なルールすら分かっていなかったAさんは・・・その「基本」を理解するのに苦戦し、そうこうしながら三か月があっという間に過ぎてゆく・・・結果、「やっても、ペラペラになんてなれやしなかった」「この塾はよくなかった」・・・で終わってしまうのです。

一方、

「英会話がこういうものだ」という土台がそこそこあるBさんは・・・今回の英語塾のメリットをかなり活用でき、三か月で、以前の自分と比較して「変化」が得られた・・・!すると、「前より話せるようになりました!ありがとうございます」・・・というコメントが出てくるのです。

 

 

同じ教材・英語塾でもこれほどコメントに違いがあるのは、

やはり「受ける側」の「そもそも持っている土台のレベル」の違いが大きいのです。

だからと言って市販教材・英語塾を販売する側が悪くないわけではありません。

「万人にいい教材」・「万人がしゃべれるようになる教材」なんて本来存在しないのです。

だからこそ「誰でも・・・!」とか「初心者でも・・・!」とか言っちゃいけないのです。

これはあまりに無責任です・・・!!

 

つまり

今、自分が「どのくらいの理解・到達レベルにいるのか」を認識して、

今、「やるべきこと」から始めていく

これが一番効率的な英会話上達への道だと考えます。

 

では、そのレベル別ですが、

「およそ6パターン」に分けられます。

ご自分がおおよそどの辺りの位置なのか、確認してみてください。

 

 

<レベル別 英語・英会話到達度>

 初級A 

学習経験ほぼゼロ、文法が全く分からず英文が頭に浮かんでこない。一番シンプルな挨拶会話も口から出てこない。

 

 初級B 

中学1年生文法(簡単なbe動詞・一般動詞、疑問詞、助動詞can、動詞ing形くらい)が理解できるが、簡単な挨拶文が口から出てこない。

 

 初級C 

中学生一年生文法が理解できる。簡単な挨拶文なら口から出てくる。

 

 中級A  

中学二年生前半文法まで(動詞の過去形・未来形・when/if構文・不定詞くらい)理解できるが、口からは出てこない。簡単な挨拶はできそうだが、自分の自己紹介文は口から出てこない。

 

 中級B 

中学二年生後半文法までは(動名詞・比較級・受動態/受身形くらい)理解できるが、口からは出てこない。自己紹介はできそうだが、簡単な場面会話(レストランで、買い物で等)は口から出てこない。

 

 上級  

中学三年生文法まで(受身形(過去分詞)、現在完了形・関係代名詞くらい)理解できるが、口からは出てこない。簡単な場面会話はできそうだが、複雑な場面会話(電話で、ホテルのフロントで等)は口から出てこない。

 

以上6レベルです。

これで、ご自分の「現在位置」がリアルに想像できるのではないでしょうか。

自分の「現在位置」を認識し、自覚したところから「上達・向上」が始まります。

その「現在位置」から、ステップを上げていく「過程」を踏んでいけばいいのです。

 

では、それぞれのレベルからの勉強法をお伝えしますが、

その前に全レベルに共通している「ワード」を提示しておきます。

「インプット」「アウトプット」です。

どのレベルにも「インプット」「アウトプット」は同時に必要です。(なぜ同時に必要なのかは、こちらの勉強法をご確認ください。)

ざっくりいうと

インプットは、「単語・文法知識~スピーチ力・音読力」までを築く作業

アウトプットは、目の前に話す相手がいて(もしくは想定して)、「瞬発力・アバウト力」を築く作業のことを指します。

(これも詳しくは、英語の教科書活用術と、市販教材の批評で詳しく述べています。)

この2つが、「常に同時進行している作業である」と捉えておいてください。

 

 

<レベル別 勉強法>

 

 初級A  

①まず、中学1年英語検定教科書と、付随するCD付ガイドワーク(問題集)を用意してください。全てそろえて5000円弱です。(お近くの書店で問い合わせると、もっと安く手に入ると思います。)

「インプット」単語も文法発音もリスニングも全て、ゆっくりでよいので同時進行で進めてください。要は、ひとセクションをきれいに「仕上げて」次のセクションへ行く感覚です。

「インプット」文法を理解するというより、とにかく「CD音声の真似」に徹してください。教科書の最初はとても簡単な単語ばかりですが、決してあなどらないで!確実に「同じ音・同じテンポ・同じリズム」を出せるようになって次へ進んでください。

「インプット」ひとセクションの「音」が同じように出せるようになったら、ワークを解いてください。ここで重要なのは「どれだけ正答か」ではなくて「より多くの例文に触れること」です。ワークを解いて理解できたら、すべての問題を「音読」してください。自分の引き出しにたくさんの例題を増やしてください。

「アウトプット」「オンライン英会話」が可能であれば、ぜひとも今自分が「言える」ことだけでよいので相手に「話す環境」を作ってください。まだ一回に15分・20分程度でOKです。「超初心者コース」でよいので、「話す環境」と「話そうとする姿勢」をこの時点から作ってください。最初は気持ちの面で「おっくう」になります。でもこの時点で始めるとレバレッジ効果絶大です!

⑥「③④⑤」を繰り返しながら、1年の教科書を「丁寧に仕上げる」ことを念頭に進んでください。1年の教科書終わるころには恐ろしく力がついていることに気づくでしょう。

 

 

 初級B 

 

①文法理解があるとはいえ、それをアウトプットへもっていくトレーニングが必要です。中学1年英語検定教科書と、付随するCD付ガイドワーク(問題集)を用意してください。全てそろえて5000円弱です。(お近くの書店で問い合わせると、もっと安く手に入ると思います。)

「インプット」特に教科書の中の「会話文(本文)」と「Power up speaking」に重点を置いて「CD音声真似る」に徹底してください。リピートはもちろん、シャドーイングも入れ、「テンポ」をつかんでください。

「インプット」教科書ガイドの「日本語訳」だけで、「英文を言う」トレーニングも取り入れてください。この時も、CDと同じ発音・リズム・テンポを崩さないでください。

「インプット」ワークは問題を解くより、「例文を音読する」ための時間を多く取ってください。1文最低3回は「声に出す」です。

「アウトプット」ぜひとも「オンライン英会話」を始めてください。とにかく自分が知っている「単語・文」を相手に話すトレーニングをするのです。まだまだ会話がスムーズに成立しなくても、コミュニケーションがとれなくても全然OKです。話す練習の一環ですから。とにかく「聞く→話す」を繰り返してください。

「インプット」自分で英作して、「オンライン英会話」の時に使ってください。けっこう文作れるようになっていますよ。自分の言える「英語」を自然とつくれる習慣をつけてください。ここでぐっと次のレベルへ上がります。

 

 

 初級C 

 

中学2年英語検定教科書と、付随するCD付きガイドワーク(問題集)を用意します。(最寄りの書店だともっと安い可能性もあります。)

「インプット」教科書を順を追って理解し、丁寧に進めましょう。特に中学2年生文法は、英会話の中でも重要かつ頻度が高いものが一番多く含まれています。即実践につながる内容です。飽きるほど読みこなしてほしいです。

「インプット」ひとつひとつの文法項目を理解する。この「理解」に必要なのが、「より多くの例文に触れること」です。ワークの問題を全て「実践で使いこなす」位の気持ちで、答え合わせをしたら、何度も何度も、声に出し音読してください。自分の中の例文が増えると、理解は増します。

「インプット」後半くらいから、単語も本文もかなり長く複雑なものが出てきます。「複雑だから適当に」ではなく、1年生単語の時のように「はっきり」「自信もって」言えるくらいCD音声を真似してください。完成度が高くないと、実際の英会話では使えません。

「アウトプット」中2文法は、一番実際に「使える」文の宝庫です。ぜひ、オンライン英会話で、理解したての文法を使ってみてください。どのくらい通じるのか、どのくらいコミュニケーションに使えるのか自分で実験のつもりで体感してください。得るものは大きいと思います。

 

 

 中級A  

 

①中2文法は、特に重要で頻度の高い項目ばかりです。後半の文法内容を学ぶためにも、中学2年英語検定教科書と、付随するCD付きガイドワーク(問題集)を用意します。(最寄りの書店だともっと安い可能性もあります

「インプット」ぜひとも自分の「自己紹介定型文」をつくりましょう。中2文法が頭に入っているあなたなら、かなり面白い、興味を引く「自己紹介」ができる力を持っています。「こんなことに興味があって、こんなことした、行った、できる」位までの文を作って暗唱し、「いつでも言える」ようにしときましょう。自己紹介は外国人と知り合うときは必須項目です。

「インプット」教科書の中の「会話文(本文)」と「Power up speaking」に重点を置きます。このレベルは、文法が分かっていても、「言い回し」や「単語そのもの」が長く、小難しくなっているので何度も自分の声で言うことで小難しいものに「免疫」をつけてください。

「インプット」このあたりから単語に「発音記号」を書く「クセ」をつけてください。できれば新出単語全部が望ましいです。最初意味が分からなくてもとにかく「発音記号」を意識して「CD音声を聞いて真似る」ことを初めてください。自分の発音が良くなるのはもちろん、「聞き取り・聞き分け」の力が格段に上がります。

「アウトプット」オンライン英会話の時間を今までより長く設定してください。このレベルだと、少しずつですが相手とのコミュニケーションが取れてきた実感があります。学習の成果がやっと目をだす時期です。一気に駆け上がるためにもアウトプットの量を増やしましょう。大丈夫です。力ついてきていますよ!

 

 

 中級B 

 

中学三年英語検定教科書と、付随するCD付きガイドワーク(問題集)を用意します。(最寄りの書店だともっと安い可能性もあります。)

「インプット」教科書、CD,ワークで中学3年レベルの文法を理解すると同時に、すでに持っている自分の知識を「外へ出す」ためにも中学2年のワーク(問題集)の例文・問題文を解いて「音読」を繰り返してください。声に出さないと実際に使えません。目の前に相手がいると想定した「読み」に徹底してください。

「インプット」教科書の「Power up speaking」を完全マスターしてください。「店員・客」の会話であれば、「客」のセリフだけを言うのではなく、どちらも完璧に「声に出して話せるように」してください。「言える英語」が「聞ける英語」です。「実際に聞けるようになる」ために、声出しは必須です。

「インプット」新出単語に「発音記号」がなければ書きましょう。書くことに少し慣れてきたのではと思います。この時期であれば、「発音記号を見ながら」CDに合わせて単語を発声するクセを毎回つけてください。微妙な「音の違い」が分かるようになってきます。

「アウトプット」「自分はかなりの英文を言える(作れる)知識をもっているんだ!」と、かなり自信持ってよいレベルです。オンライン英会話では、とにかくこちらから「質問」を投げかけてください!実は会話は、「答える側」より「聞く側」のほうがめちゃ楽です。自分主導で会話が進むし、相手が答えている間の「間」で自分に余裕が生まれます。ぜひ自分主導型「質問」を頭に入れておいてください。

 

 

 上級  

 

①中学3年間分の文法理解があれば上級者です。ただ、それを実際に使えないと無意味なので、アウトプット作業につなげるためにも、中学三年英語検定教科書と、付随するCD付きガイドワーク(問題集)を用意してください。

「インプット」教科書に出ている全ての「単語・熟語(イディオム)・本文・セリフ」を、CDと全く同じレベルまで「発声」できるトレーニングしてください。飽きるくらいのリピート・シャドーイングを繰り返します。レベルが上がっているからこそ、単純な「口の筋肉を意識した<音>作り」は非常に重要です。少しずつの進捗でよいので毎日「口」を動かすことを継続してください。

「インプット」教科書の「Power up speaking」のセリフを「丸覚え」してください。その際も、テンポ、スピード感を意識し、CDにしっかり合わせます。相手が目の前にいることを想定しての「リアルな声出し」を行ってください。

「インプット」自分が実際会話するときを想像して、自分が「言いたいフレーズ」を英作しましょう。このレベルまで分かっているあなたなら大丈夫です。いろんな文が作れます。特に、「現在完了形」を使っての文をストックし、自分の引き出しにたくさん入れておきます。「現在完了の経験用法」(~したことありますか?)はよく使えます!ぜひストックしてください。

「インプット」進出単語すべてに「発音記号」をつけ、「発音記号に忠実な音」を極めていくトレーニングをしてください。短期間で身につくものではありません。しかし、ここから先、外国人とより自然なな会話を目指しているのなら、「発音記号を言い分ける」能力は、あなたを近道へ誘導してくれます。「発音記号」を使わない手はありません!!

「アウトプット」このレベルにくると、毎回のオンライン英会話も、毎回「もどかしさ」を感じながらも「通じた興奮・満足感」も少しは得られていると思います。大丈夫、かなり話せる力をもっています。もしオンラインの先生に「話すお題の要求」ができるのなら、自分が克服したい場面設定(電話対応やホテルのフロントなど)を練習させてもらうとよいです。それも1回だけでなく、4,5回ほど確実に。また、事前に質問定型文をたくさん用意しておき、「会話の主導権」を握り、相手のコメントにしっかり反応する・・・会話を大きく広げることに意識し、「瞬発力、アバウト力(細かい文法にこだわらず会話を先に進められる力)」を磨き続けてください。自分の描いていた理想像までもうすぐです!!

 

 

以上、

6タイプの方々が目の前にいる!とリアルに思いながら、

ひとりひとりにお伝えする気持ちで書き上げました!!!!

いかがでしょう?

もちろん、実際に始めると、まだまだ説明必要な個所も多々あります。

けれど、何より「実際に自分がやってるところを想像できる!」が大切です。

想像できたら、さあ、やってみましょう!!

ずっとずっと思い描いていた「夢」ですよね!!?

現実にしましょう!

大丈夫です。 話せます。

高額教材買わなくても 話せます。

あなたが目標だけ見失わずに、ただ淡々と「毎日の作業」を続けていくのなら

誰が何と言おうと  話せます。

そんなあなたを、心から応援しています。

 

今日も最後までありがとうございました。

野原めぐみ

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