学校のテストの実態

こんにちは。メグミです。

 

夏休みも終わり

子供達には「学校」という

現実がまたやってきました。

 

中学生になると

「休み明け実力テスト」がすぐ待っています。

始業式の翌日に

いきなり試験を行い

子供たちの目を「覚まさせる」狙いです。

 

この「休み明け実力テスト」ですが、

基本、テスト業者が作成したテストで行われています。

私は

この「業者テスト」を大歓迎しています。

 

なぜなら

「テストのプロ」が作っているのです。

見やすい!分かりやすい!この上ないです。

これは受ける側にはとても重要なことです。

「何を書いているのか」が一目で分かり、

「何を問うているのか」がすぐ理解できる・・・

これだけでも子供たちの「テスト」へのプレッシャーはかなり軽くなります。

 

問題への説明文もクリアで

解答用紙も大きく分かりやすい!!

なので採点も

グレーゾーンにならず

公平な点数がつけられます。

 

レベル的には

きちんと理解しておかないと(しかも細かい箇所まで)

解答できない「やや難」ですが、

子供たちはたとえ間違えても、

「自分の理解・知識がまだ甘かった」

と、納得できる・・・そんなテストです。

 

ところが・・・

実力テストと違い

学期の間にある「中間テスト」「期末テスト」

これは、学校の先生による「手作りテスト」が主流です。

 

自分たちで作るからでしょう、

先生たちはこの手作りテスト

ひじょ~~に愛着をもってらっしゃいます。

なのでこのテストを

子供たちにひじょ~~に重要視させます。

愛着があるなら、重要視させるなら、

それだけの「モノ」をお作りになればよいのですが・・・

そうじゃないので

私などからするとため息が出てしまうのです・・・

 

そもそも

「先生たち、自分でそのテスト解いてないでしょ?」

と聞きたいです。

 

問題の内容を理解するのに

分かりずらいこの上ないです。

解答を書く前の段階で

かなり時間を浪費するのです。

 

とても単純なところでいえば

「会話文の問題」があり

AさんとBさんの会話文が、

どこまでがAさんのセリフで、どこからがBさんなのか

一目瞭然にできていないのです。

 

もうこれだけで

生徒たちからすれば「焦り」です。

「何がどう分からないかわからないが、

とにかく自分には解けない・・・!」

 

その上

問題数がえらく多いのです。

「これ全部、一問1点?100問問題?」

と思えるほどです。

B4用紙にびっしりの文字

行間もなにもあったものでは・・・

 

私が言いたいのは

こういう「自分で解いてもないようなテスト」で、

子供たちの三年間のほぼ全てが評価されているということです。

 

親御さんは

自分の子供がどんなテスト受けているかなんて知りません。わかりません。

ただ分かるのは

「自分の子供が100点中何点であったか」だけです。

その評価で、自分も子供を評価するのです。

 

学校の先生たちが

どれだけ精神的・体力的・時間的に大変か

少しは分かるつもりです。

分かるだけに

私にはできないことだと尊敬もしています。

 

けれど

どうぞここはもっと意識を高めてほしいです。

自分が出しているテストで

一番敏感な時期の子供たち3年間の「外向き評価」が決められていることを。

その評価で

子供たちがどれだけ一喜一憂しているか。

どれだけ自分を

高く評価できたり、低くみてしまったりしているか。

 

先日、期末テスト後に

ある中学2年の女の子が

「学校の先生の添削ミスみたいだったので職員室に答案用紙を持って聞きに行った」

と言ってました。

その時の先生の返答は

「〇になったってたった1点じゃない。」

だったのです。

驚きました。

先生ってそんなふうに思ってるんだ・・・って。

結果、その子は粘って1点追加してもらったようです。

私は最大限にその子を褒めました。

 

私の立ち位置からみていると強く確信します

学校の先生が思っているより

子供達にとって

テストの点数は大切なのです。

自分を肯定できる一番重要なツールなのです。

 

ぜひとも

意図的に

「点を取らせないテスト」にはしないでいただきたい。

 

テスト作り大変なら、

「業者のテスト」にしましょうよ。

指導者として・・・

 

今日も最後までありがとうございました。

野原めぐみ。

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